「す、好きです!!!」

「ごめんね 僕はみんなのものだから☆」

「え…」

樫野美津、50回目の失恋

「あずちゃーん、聞いてよ~!」

「はいはい、今日は誰への失恋ですか…」

そう言ってだるそうに話す美少女は銀山愛月

「光明くんだよぉ、みんなの王子様の!」

「はぁ?あいつのどこがいいわけ?」

私は目に♡を浮かべながら言う

「えぇ?イケメンだしぃ、かっこいいから♡」

「男見る目ないね」

「はぁ!?あるもん!」

「あの、うるさいです…」

紺色の短髪に桜色の瞳、真っ白な肌の美少年

「え?あ…好きです(?)」

「は?」