癒やしの小児科医と秘密の契約

ぽすんと柔らかく降ろされたベッドの上。真っ白な天井が目に入った瞬間、すぐに遮られた。

あれ?
このシチュエーション、知ってる。

「先生、あの、あのとき……」

「あのとき?」

「あのときと一緒?」

「あのときって、あのとき?」

頬を撫でられ、包み込むようにキスが落とされる。とっても気持ちがよくてとろんとしてしまう。チュッというリップ音ですら、官能的に脳を揺るがす。

「俺、結構我慢強い方だと思ってたんだけど、今日は無理だな。あのとき、心和のこと抱いてないよ。今日が初めて」

「初めて……?」

「まあ、キスはしたけど」

いたずらっぽく笑う先生が可愛いだなんて思えてしまう。かっこいいも可愛いも持ち合わせているなんて、先生は卑怯だ。ときめきしかないじゃないか。ああ、もうダメ。私は佐々木先生に溺れている。

「先生、好き」

「心和、そんなかわいい顔、絶対に俺以外に見せないで。俺だけが知っていたいから」

先生の手が頬から首筋をなぞった。ビクリと肩が揺れる。そんな私の反応を楽しむかのように、先生の手が私の体に触れていく。

「ひゃあんっ」

「ん、可愛い声」

「せ、先生ぇ」

「心和の気持ちいいところ教えて」

気持ちいいところだなんて、触れられた全部が気持ちいい。体の奥の方から熱を持つように疼いてしかたがない。

「あっ、やっ、ああっ」

もう言葉が出ない。出るのは艶めかしい声だけ。自分が自分じゃないみたいな、でももっとこの先を知りたくて――

「心和のこと知りたい。俺に全部ちょうだい」

「ぜ、ぜんぶっ、先生にもらってほしい」

「ん、ありがと」

かぷりと唇を食べられた。「んむっ」とくぐもった声が漏れる。息ができないくらいに濃密で、深い。ゾクゾクとした感覚に、奥の方からとろりとした蜜が溢れてくるのがわかった。