癒やしの小児科医と秘密の契約

「あのね心和、俺は別に真面目でも何でもないんだよ。ちょっと我慢強いってだけ。それに、心和と付き合ってることはもう皆に公表してるんだから、ちょっとぐらい配慮してくれてもいいと思わない?」

いたずらっぽい表情をしながら、俊介さんが微笑む。そんな顔を見せてくれるのも、恋人の特権なのだろう。嬉しくって、ずっと見ていたい。

「うんうん、賛成です。部長先生と莉々花ちゃんから迷惑料代わりに休み代わってもらいましょう」

「おっ、それ名案だね」

「嬉しい。楽しみすぎます」

俊介さんとどこに行こうか、ワクワクな妄想が止まらない。水族館や映画なんかも、デートっぽくていいかもしれない。結局のところ、俊介さんと一緒にいられるなら、どこでもいい。どこへだってついていく。

「買い物も行きたいな」

「何かほしいものでもありますか?」

「あるよ。心和がいつでもここに来れるように、心和の食器とかパジャマとか買いたい」

「ふわあ~。そんなの、入り浸っちゃいます」

「いいよ、ずっと側にいてよ」

「ずっと側にいます。ずっと一緒にいたい。俊介さん好きぃ」

「俺は心和のこと、愛してるよ」

「あ、あい……?!」

「愛してる、誰よりもね」

ニコッと艶っぽい笑みを浮かべた俊介さんは私を抱き寄せる。顎をくっと持ち上げられたかと思うと、深くて甘い口づけが落とされた。混ざり合う唾液に溺れそうになる。なんだろう、この満たされる感じは。

「わ、私も言いたいです」

「ん?」

「……愛してる」

愛しい気持ちと相まって、カアアッと込み上げるちょっぴり照れくさい気持ち。私の頬が赤くなる前に、俊介さんの方が顔を赤くした。

「なんでそこで照れるんですか」

「もうダメだ俺。心和のこと好きすぎる」

瞬間、込み上げる愛しい気持ち。
ずっと欲しいと思っていた俊介さんの気持ち。
言葉では言い表せないくらいの感動が押し寄せてくる。
気持ちが溢れてどうにかなってしまいそう。