「ふふっ、わかりづらいなぁ」
「えっ、何がですか?」
「ううん、私、佐々木先生が大好きってこと。莉々花ちゃんに負ける気なんてしないよ」
俊介さんは誰にでも優しい。これからもそうであってほしい。みんなに優しくて慕われる俊介さんのことが、私は大好きなんだから。
「……俺が入る隙はないですね」
「えっ、なあに?」
「いいえ、心和さん、めちゃくちゃ幸せそうな顔しますね」
「うん、幸せ。私、佐々木先生を好きになって本当に幸せだよ」
「今ごろ小谷泣いてるかも」
「あはは。まさかぁ。でも、たとえ泣いてても、佐々木先生は渡さないもん」
「俺、心和さんの幸せオーラ浴びすぎて灰になりそうです」
拓海くんが大げさに目を細める。拓海くんと話していると、少しだけ客観的に自分を見られる気がした。頭の中が少しずつ整理されていく。
「あーもー、大好きだなぁ」
「佐々木先生は幸せですね。こんなに想ってもらえて」
「幸せだって思ってくれてたら、嬉しいけど」
「思ってるでしょ。俺も、心和さんのまっすぐなとこ好きですよ」
「そう? ありがとう」
ニコッと笑うと拓海くんも爽やかな笑顔を見せた。何があったってやっぱり私は俊介さんのことが大好きで、考えただけで気持ちが溢れてしまってどうしようもなくなる。
あっという間に着いた駅前で、拓海くんと手を振って別れた。ちょうどそんなタイミングでピコンとメッセージが入る。ゴソゴソとスマホを取り出して見ると、杏子さんからのメッセージで――。
「え、なに……?!」
理由のわからないメッセージに、私はその場で固まる。どういうノリで読めばいいのかわからない。
【佐々木先生は我が手の中。返してほしくば早く戻って来なさい。――怪盗こし餡】
怪盗こし餡って、何者……?!
「えっ、何がですか?」
「ううん、私、佐々木先生が大好きってこと。莉々花ちゃんに負ける気なんてしないよ」
俊介さんは誰にでも優しい。これからもそうであってほしい。みんなに優しくて慕われる俊介さんのことが、私は大好きなんだから。
「……俺が入る隙はないですね」
「えっ、なあに?」
「いいえ、心和さん、めちゃくちゃ幸せそうな顔しますね」
「うん、幸せ。私、佐々木先生を好きになって本当に幸せだよ」
「今ごろ小谷泣いてるかも」
「あはは。まさかぁ。でも、たとえ泣いてても、佐々木先生は渡さないもん」
「俺、心和さんの幸せオーラ浴びすぎて灰になりそうです」
拓海くんが大げさに目を細める。拓海くんと話していると、少しだけ客観的に自分を見られる気がした。頭の中が少しずつ整理されていく。
「あーもー、大好きだなぁ」
「佐々木先生は幸せですね。こんなに想ってもらえて」
「幸せだって思ってくれてたら、嬉しいけど」
「思ってるでしょ。俺も、心和さんのまっすぐなとこ好きですよ」
「そう? ありがとう」
ニコッと笑うと拓海くんも爽やかな笑顔を見せた。何があったってやっぱり私は俊介さんのことが大好きで、考えただけで気持ちが溢れてしまってどうしようもなくなる。
あっという間に着いた駅前で、拓海くんと手を振って別れた。ちょうどそんなタイミングでピコンとメッセージが入る。ゴソゴソとスマホを取り出して見ると、杏子さんからのメッセージで――。
「え、なに……?!」
理由のわからないメッセージに、私はその場で固まる。どういうノリで読めばいいのかわからない。
【佐々木先生は我が手の中。返してほしくば早く戻って来なさい。――怪盗こし餡】
怪盗こし餡って、何者……?!



