「明日何限から?」
「3限。あ、しーくんも一緒だよね!」

「違うと思うよ?」
「一緒だよ〜絶対そう!」

はぐらかそうとしてもだめ。週に一度しかない、同じ教室にいるしーくんを見られる日なんだから。

「一緒に受けよう?」
「隣は無理。」

「後ろに座るから。」
「だめ。」

「一回くらいいいじゃん。」
「諦めてください。」

しーくんの隣で授業を受ける日は来るのだろうか。