カフェを出ると、しーくんの友達が声をかけてきた。私はあわてて近くにあった植木の陰に隠れた。
「久しぶり。こんなところ来るんだな。彼女と来てんの?」
「まぁね。」
しーくんはキョロキョロと顔を動かしている。私を探しているのかもしれない。近くに行こうと足を踏み出すと、友達は内緒話をするようにしーくんに近づいた。
「なぁ、お前こういうとこ平気?俺、苦手でさ〜」
「お前はそうかもな。」
「彼女が行きたいって言うから来たけど、もっと気楽なところ行きたいっていうかさ……」
私は踏み出した足を引っ込めた。しーくんはいつもどこ行きたいって聞いてくれる。だから、自分が行きたいお店ばかり行ってる気がする。
(しーくんは嫌かもしれないよね……)
「うわ、呼んでるわ。じゃーな。また遊ぼうぜ。」
「あぁ。」
しーくんは友達が彼女のところへ向かうのを見届けると、くるりと振り返った。私の居場所がわからずに、辺りを見回している。
ひょいと植木の陰から出ると、しーくんが駆け寄ってきた。
「いなくなったと思ったじゃん。」
しーくんの顔がちょっと険しい。しーくんのために隠れたんだけどな。
「久しぶり。こんなところ来るんだな。彼女と来てんの?」
「まぁね。」
しーくんはキョロキョロと顔を動かしている。私を探しているのかもしれない。近くに行こうと足を踏み出すと、友達は内緒話をするようにしーくんに近づいた。
「なぁ、お前こういうとこ平気?俺、苦手でさ〜」
「お前はそうかもな。」
「彼女が行きたいって言うから来たけど、もっと気楽なところ行きたいっていうかさ……」
私は踏み出した足を引っ込めた。しーくんはいつもどこ行きたいって聞いてくれる。だから、自分が行きたいお店ばかり行ってる気がする。
(しーくんは嫌かもしれないよね……)
「うわ、呼んでるわ。じゃーな。また遊ぼうぜ。」
「あぁ。」
しーくんは友達が彼女のところへ向かうのを見届けると、くるりと振り返った。私の居場所がわからずに、辺りを見回している。
ひょいと植木の陰から出ると、しーくんが駆け寄ってきた。
「いなくなったと思ったじゃん。」
しーくんの顔がちょっと険しい。しーくんのために隠れたんだけどな。



