妊娠期間は、つわりとか椿季の太り過ぎとか、巨大児の予感とか、そりゃあもういっぱいあったけど、済んでしまえばただただ懐かしい。

だが、もういらん。
お腹いっぱい、ご馳走様です✋

そうして産まれた子どもは、女の子でカエと名付けた。

花名(かな)の妹と言うこと。
椿季が花と言う漢字を使いたかったから、

花瑛(かえ)。

花瑛はミルクをよく飲み、夜泣きもよくして、大変だった。

だけど、離乳食はパクパク食べてくれた。
ただ、卵アレルギーだったけれど。

離乳食のレトルトにはほとんど卵を使っていて、卵の使われていないものを与えるんだけど、数少ない。

正直、こんなんじゃ花瑛は飽きるんじゃないか?と思っていた。