「実は…」

南都が言うには、あの日…椿季抜きで花純と南都が会ったあの日から、花純の夢を見ると言う。
しかもエッチな夢を…。

花純の夢を見るだけでも嫌なのに、エッチな夢なんてすごく嫌だ。

「わたしがいるんだからそんな夢を見ないでよね」

好きで見てるわけじゃないのに、そんなこと言われても南都だって困るだろう…。

だけど、

「そうだね、ごめんね」

南都は謝って、椿季を抱き寄せた。