黒百合の女帝

 「じゃあ麓冬の目標、今後の方針についてですね。」

笑いが収まった所で、話は再開。

以前決めた通り、目標は嶺春撲滅。

方針は組織を巨大化させ、実力をつけること。

 「嶺春は解散まで追い詰め、とことん袋叩きにしましょう。」

 「ほんと、君は嶺春どもになんの恨みがあるんだか」

菓子を摘みながら、ヤナギが苦笑を浮かべる。

こちらとしては、質問を質問で返したい。

お前こそ、なぜ嶺春をターゲットにするのか。

内心睨みながら、彼の発言はスルーする。

 「袋叩きにするには、人員が必要です。そこで、同じく嶺春に反発する組織と手を組みましょう。」

 「同盟ってこと?でもそしたら手柄の取り合いが起こるよ」

ハラが髪を弄りながら、冷静な意見を述べる。

確かに、嶺春を敵視する奴らの目的は地位だ。

そんな連中と協力すれば、報酬の争奪戦が勃発。