黒百合の女帝

 話は戻り、その後も外出中の異変は続いた。

休日でさえも、外では人気を感じたのだとか。

おおかた、家を監視されているのだろう。

姿は見た事がなく、知人かどうかも不明だそう。

そして先日、とある物がポストに入っていた。

 「これなんですけど……。」

 「手紙……?中を見ても?」

 「はい。あまり良い内容ではないのですが。」

封筒から二枚の紙を取り出し、広げてみる。

その内容は、確かに気色の悪いものだった。

ユリは自分の未来の嫁で、自分を好いてくれている。

だけどユリはシャイだから、時間が必要。

だから今度近くの喫茶店で会おう。

そこで話し合えば、打ち解けられると思う。

という内容が、機械特有の文字で記されていた。