黒百合の女帝

 「良いんじゃない?次からはそれで学校来なよ。」

 「……本当か?」

 「本当に決まってんじゃん!というかココア冷めちゃうから、まずはこっち来て。で、ハラは出ていって。」

 「へ〜い。じゃあラクアくん、またあとでね〜。次は服も持ってくるから!」

そう言い、男は部屋から出ていった。

ようやっと雑音が消えた。

安堵の溜息を吐き、元居たソファに腰を下ろす。

するとユリも隣に座り、一つ息を吐いた。

そして普段は見せない、真剣な表情を見せる。

 「まず、どこから話そうかな……ラクアは何が知りたい?」

 「全部」

 「そっか……なら、まず私が別の暴走族に居た時の話をしようかな。まだ誰にも話した事がないから、他言無用だよ。」