妖美な仕草に、思わず眉間に皺を寄せた。
「自分で拭くつもりだったのに。そっちこそ堕とそうとしてんじゃない?」
「ごめんごめん。別に誑かすのは趣味じゃないよ?」
不自然な程に口角を上げ、そう話すヤナギ。
軽く睨め付けるが、彼は気にせず手を拭いた。
「さて、次はどこに行きたい?」
声音を明るくし、ヤナギが席から立ち上がる。
それに伴い、私も椅子から腰を上げた。
「ゲーセンで遊ばない?私、行ったことなくて。」
「ゲーセンかあ。高校生以来かも」
「よし。なら行ってみようか。」
__________
______
「ヤナギ弱くない?」
「いや、ユリがコツ掴むの早すぎるだけだよ」
ゲームセンターに着き、早数分。
レースゲームにて、私は勝利を捥ぎ取っていた。
その隣では、敗者ヤナギが背に凭れている。
彼の横顔を見て、私は思わず目を見張った。
ヤナギが初めて、微笑を浮かべていたからだ。
彼にも喜びがあったのだな……と感慨深くなる。
「自分で拭くつもりだったのに。そっちこそ堕とそうとしてんじゃない?」
「ごめんごめん。別に誑かすのは趣味じゃないよ?」
不自然な程に口角を上げ、そう話すヤナギ。
軽く睨め付けるが、彼は気にせず手を拭いた。
「さて、次はどこに行きたい?」
声音を明るくし、ヤナギが席から立ち上がる。
それに伴い、私も椅子から腰を上げた。
「ゲーセンで遊ばない?私、行ったことなくて。」
「ゲーセンかあ。高校生以来かも」
「よし。なら行ってみようか。」
__________
______
「ヤナギ弱くない?」
「いや、ユリがコツ掴むの早すぎるだけだよ」
ゲームセンターに着き、早数分。
レースゲームにて、私は勝利を捥ぎ取っていた。
その隣では、敗者ヤナギが背に凭れている。
彼の横顔を見て、私は思わず目を見張った。
ヤナギが初めて、微笑を浮かべていたからだ。
彼にも喜びがあったのだな……と感慨深くなる。


