黒百合の女帝

 「元からそこら辺は君たちに任せるつもりだったけど、これなら大丈夫そうだね。なら、僕はその計画通りに事を進めるよ」

 「ありがとうございます。」

丁寧な辞儀をし、ハラと視線を交わす。

ここからは、彼に話して貰うとしよう。

 「ねーヤナギさん。ヤナギさんも麓冬入るでしょ?」

 「ロクトウ?もしかして、暴走族の名前?」

 「そうそう。ヤナギさんはどのポジがいい?ちなオススメは副総長。理由は総長はユリで、俺が幹部だから!」

副総長とは、総長の補佐役の事である。

ミヤビは指揮官や事務の役割も担っていたが……

殆どの場合、副総長は仕事の量に忙殺される。

それをヤナギも理解しているのか、難色を示す。

 「副総長?僕、普段忙しいからなあ。できるか怪しいけど」

 「あ〜、そゆことねぇ。でもヤナギさんに副総長やって欲しいし……ユリ」

難しい話は任せた、と言う様な話の振り方だ。

はいはいと軽く頷き、真正面に向き直る。