黒百合の女帝

 相変わらず、麓冬への興味は一切ないのか。

自主的に倉庫へは来ないし、連絡も寄越さない。

私たちに嶺春を倒して貰えればそれで良い。

その為なら協力するけど、手間は最低限で。

という考えが透けて見えるよう。

まあ、別にそれでもこっちは良いのだが。

頬杖を突きながら、彼の退出を見届ける。

ヤナギが去った所で、会議は再開。

と思ったが、今日話す事は出し切った。


 椅子から立ち上がり、二人の方を向く。

 「次の指示はラクアが情報を持ち帰り次第ってことで、私たちも解散。」

そう言うと、ハラが勢い良く立ち上がる。

 「いえーい。じゃあ俺、今から彼女とデートだから」

 「え、ハラって彼女持ちだったんだ」

 「セフレだけどね」

 「それ彼女に入らないと思うぞ」