黒百合の女帝

 無事ラクアを騙し通せそうで良かった。

ラクアから目線を戻し、カヤの方を向く。

カヤは私の与えた指示通り、作戦を伝えた。

 「俺とヤナギ、ハラは中規模の方、『聖蓮』を担当。ユリとラクアは小規模を狩れ」

 「へーい。ヤナギさんよろ〜」

 「いい結果を残そうね。二人の方は大丈夫そう?」

ヤナギが私たちの方を向き、挑発的に微笑む。

ラクアは黙りな為、代わりに私が答える。

 「余裕に決まってるでしょ。ね?ラクア。」

 「ユリは何もしなくていい。俺がやる」


 は?何言ってんだこいつ。

というような空気が四人の間に流れる。

色々言ってやりたいことはある。空気読めとか。

しかしまあ、やる気があるのは良いことだ。

場が静まった為、私から動くよう促す。

 「なら安心だね。じゃあそろそろ動こうか。終わったらここに集合、で合ってるよね?」

 「あ、ああ……それじゃあ各自、担当の場所へ行け」

気を取り直し、私の代わりに指示を出すカヤ。