黒百合の女帝

 「まあ、同盟先は今後探していきましょう。最後に、次回の抗争についてですね。」

 「え、暴れていいの!?マジで!?どこに攻める!?」

椅子から立ち上がるハラを、手で制す。

 「小さい族に襲撃を掛けようかと。来週辺りに。」

 「え〜、明日がいい〜」

 「お二人はどう思いますか?」

文句を垂れるハラを無視し、二人に尋ねる。

すると意外にも、ヤナギは好戦的に微笑む。

 「その日は予定を空けとくよ。カヤも行くよね?」

 「当然。まあ、予定が無ければの話ですけど」

その活気ある姿を見て、二人の戦力が気になる。

ヤナギは初対面の際、半グレ相手に余裕だった。

カヤは不明だが、貧弱という印象は受けない。

二人の活躍を心待ちにしながら、腕時計を見る。