黒百合の女帝

 「話は戻りますが……もし同盟を組むのならば、その候補を見つけなければなりません。」

 「うーん。中でも獄覇とかが一番目立った反発してるよね」

ハラが出した単語に、他二名が反応する。

 「ゴクハ?なにそれ、カヤ知ってる?」

 「俺もヤナギさんと同じで暴走族は初めてなんですよ。知りません」

そう返しながら、ボードに?と書き込むカヤ。

そんな彼らの為に、親切な注釈を入れてやる。

 「嶺春を積極的に反対する過激派です。しかし、彼らは目立ち過ぎです。」

 「ふぅん。つまり、君は嶺春に不意打ちを掛けたいと?」

 「それに拘るつもりはありませんが、正面突破は困難かと。」

獄覇。彼らは嶺春でも危険視されていた。

獄覇は過激過ぎる。もうじき嶺春も動くだろう。

その時、獄覇の巻き添えにはなりたくない。