このままあいちゃんの元に戻るなんて出来ない。
そう思い体育館の隅の方でひっそりとバスケの試合を見ていた。
まことくんや巳灰くんが動いている姿がなんだか新鮮でつい見入ってしまう。
まことくんはあいちゃんが言ったような言葉をずっと浴びせられてたのだろうか。
そう思うだけで胸が痛くなる...。
きっとこれは彼に私を重ねたせい。
ピピー!!とホイッスルの音が響き私はまことくんを見た。
その瞬間歓声が体育館を包んだ。
私たちのクラス、勝ったんだ......!
すごいっ!凄いよっ!!
まことくんはチームの人に興奮気味で撫でられてたり、ハイタッチを強要されてたりしていた。
そんなまことくんの表情は満更でもなさそうでとても....。
「かっこいい......。」
ついそんな言葉が出てきた。
その言葉と同時に鼓動が大きくなっていった。
この鼓動の正体は一体......。
そのあとも私はボーと彼を見ていた。
「りろんちゃん......。」
ふと名前を呼ばれてついびっくりしちゃった。
顔を上げるとあいちゃんがこちらを見ていた。
「え。あっあいちゃん!」
「俯いてたけど何かあった?」
あいちゃんの顔と声色からどういう感情なのかが全く読み取れない。
「えっ、なんもないよ!!」
つい私は食い気味で答えてしまった。
「そっか、これからバレーの子達が集まるんだって」
「ええっ!もうそんな時間?!いってくる!ありがと!」
「うん」
あいちゃんのことは凄い気になってるし不安だけど......。
今の私じゃきっとなんも出来ないしまともに話せない。
こんな気まずい感じになったのは初めてだった。
「わっ!」
「きゃあ!」
集合場所へ向かって歩いていたら後ろから驚かせに来て私はつい転びそうになった。
その声は......
「ひっひめかちゃん?!」
後ろを見ると私を驚かしたひめかちゃんとみりのちゃんがいた。
「あは!驚いた?」
「驚いたよ、!」
「なら良かった!」
ひめかちゃんはイタズラが成功したみたいに笑顔になった。
その姿が何とも可愛らしい......。
これがあざといってやつか......!
「そっか!2人ともバレー出るんだよね!」
「そうだけど、まさか忘れたりするわけ?」
みりのちゃんが詰め寄ってきたので私は大袈裟に謝った。
その様子が面白かったのか2人とも笑いだした。
「それで、あいとは一緒じゃないのね」
「あ、今は一緒じゃなくてっー、」
「賢明な判断だと思うわよ」
「え、?」
「行くわよ」とみりのちゃんは歩いていった。
「ねぇ、もしかして2人喧嘩してるの?」
みりのちゃんはやけにあいちゃんに向かって冷たい。
もしかして何かあったの?
返事は帰ってこない。
ひめかちゃんの方をみると目線を下げていた。
ただの喧嘩ではなさそう....。
「ただ、相性が悪かったんだと思う」
相性、か......。
「....それってみりのちゃんだけじゃないよね」
その質問に彼女は淡々と答えた。
「うん、クラスのみんな、あいちゃんは誰とも合わない」
その言葉に私はずっと引っかかっていたことの答えが出た気がした。
私がこの学校に来たのは2年生の6月。
2ヶ月もあればクラスのグループは既に出来上がっているところだ。
でもあいちゃんはずっと私のところにいてくれた。
最初は私のことを気遣ってくれてるんだろうと思ってたけど。
もしかしてあいちゃん、友達が出来なかったの?
それともトラブルでもあったの?
知りたい。でも本人ではない人に聞くなんて......。
それにこれは私が直接関わっていない。
興味本位で聞いてはいけない気がした。
「りろんちゃんはどうするの?」
「え、どうするって、」
「あいちゃんと!」
「それは......」
言葉が詰まる。
だって私の中でもあんまり整っていないから。
「まぁ!ゆっくり考えなよ!私もいるからさ!」
「ささ!遅れるとやばいから!」とひめかちゃんは私の手を引いて集合場所へと向かう
ひめかちゃんが何を考えているのか分からないけど
あいちゃんのことをよく思っていないのは確かだ。
私たちは集合場所について最終確認をしている。
みんな真剣な表情をしていた。
言われなくても分かる。感じる。
みんな勝ちたいんだ。
「それじゃあ、」
セッターの子が声をかけた。
「絶対勝つぞー!!!」
「「「おおーー!!!」」」
私たちの声が体育館に響いた。
そう思い体育館の隅の方でひっそりとバスケの試合を見ていた。
まことくんや巳灰くんが動いている姿がなんだか新鮮でつい見入ってしまう。
まことくんはあいちゃんが言ったような言葉をずっと浴びせられてたのだろうか。
そう思うだけで胸が痛くなる...。
きっとこれは彼に私を重ねたせい。
ピピー!!とホイッスルの音が響き私はまことくんを見た。
その瞬間歓声が体育館を包んだ。
私たちのクラス、勝ったんだ......!
すごいっ!凄いよっ!!
まことくんはチームの人に興奮気味で撫でられてたり、ハイタッチを強要されてたりしていた。
そんなまことくんの表情は満更でもなさそうでとても....。
「かっこいい......。」
ついそんな言葉が出てきた。
その言葉と同時に鼓動が大きくなっていった。
この鼓動の正体は一体......。
そのあとも私はボーと彼を見ていた。
「りろんちゃん......。」
ふと名前を呼ばれてついびっくりしちゃった。
顔を上げるとあいちゃんがこちらを見ていた。
「え。あっあいちゃん!」
「俯いてたけど何かあった?」
あいちゃんの顔と声色からどういう感情なのかが全く読み取れない。
「えっ、なんもないよ!!」
つい私は食い気味で答えてしまった。
「そっか、これからバレーの子達が集まるんだって」
「ええっ!もうそんな時間?!いってくる!ありがと!」
「うん」
あいちゃんのことは凄い気になってるし不安だけど......。
今の私じゃきっとなんも出来ないしまともに話せない。
こんな気まずい感じになったのは初めてだった。
「わっ!」
「きゃあ!」
集合場所へ向かって歩いていたら後ろから驚かせに来て私はつい転びそうになった。
その声は......
「ひっひめかちゃん?!」
後ろを見ると私を驚かしたひめかちゃんとみりのちゃんがいた。
「あは!驚いた?」
「驚いたよ、!」
「なら良かった!」
ひめかちゃんはイタズラが成功したみたいに笑顔になった。
その姿が何とも可愛らしい......。
これがあざといってやつか......!
「そっか!2人ともバレー出るんだよね!」
「そうだけど、まさか忘れたりするわけ?」
みりのちゃんが詰め寄ってきたので私は大袈裟に謝った。
その様子が面白かったのか2人とも笑いだした。
「それで、あいとは一緒じゃないのね」
「あ、今は一緒じゃなくてっー、」
「賢明な判断だと思うわよ」
「え、?」
「行くわよ」とみりのちゃんは歩いていった。
「ねぇ、もしかして2人喧嘩してるの?」
みりのちゃんはやけにあいちゃんに向かって冷たい。
もしかして何かあったの?
返事は帰ってこない。
ひめかちゃんの方をみると目線を下げていた。
ただの喧嘩ではなさそう....。
「ただ、相性が悪かったんだと思う」
相性、か......。
「....それってみりのちゃんだけじゃないよね」
その質問に彼女は淡々と答えた。
「うん、クラスのみんな、あいちゃんは誰とも合わない」
その言葉に私はずっと引っかかっていたことの答えが出た気がした。
私がこの学校に来たのは2年生の6月。
2ヶ月もあればクラスのグループは既に出来上がっているところだ。
でもあいちゃんはずっと私のところにいてくれた。
最初は私のことを気遣ってくれてるんだろうと思ってたけど。
もしかしてあいちゃん、友達が出来なかったの?
それともトラブルでもあったの?
知りたい。でも本人ではない人に聞くなんて......。
それにこれは私が直接関わっていない。
興味本位で聞いてはいけない気がした。
「りろんちゃんはどうするの?」
「え、どうするって、」
「あいちゃんと!」
「それは......」
言葉が詰まる。
だって私の中でもあんまり整っていないから。
「まぁ!ゆっくり考えなよ!私もいるからさ!」
「ささ!遅れるとやばいから!」とひめかちゃんは私の手を引いて集合場所へと向かう
ひめかちゃんが何を考えているのか分からないけど
あいちゃんのことをよく思っていないのは確かだ。
私たちは集合場所について最終確認をしている。
みんな真剣な表情をしていた。
言われなくても分かる。感じる。
みんな勝ちたいんだ。
「それじゃあ、」
セッターの子が声をかけた。
「絶対勝つぞー!!!」
「「「おおーー!!!」」」
私たちの声が体育館に響いた。

