学園の冷血王子様はどうやら私の大ファンらしい

「みんな〜!おはよぉ!!」

「あっ!りろんちゃん!おはよ!」

みんな私のうるさいぐらいの挨拶には慣れてきたみたいだ。

「今日からスポーツ大会の練習が始まるみたい!」

そっか、スポーツ大会ってもうちょっとであったな、。
最近アイドル活動や映画のことで忙しかったから学校のことあんまり考えてなかったんだよね。

「りろんちゃん、頑張ってね、バレー」

「うん、ありがとう!」

あいちゃんと笑いあった後先生が教室に入ってきた。

みんなパラパラと自分の席につき教卓に目線を向けた。

......あれ?まことくんは?

彼はホームルームが始まっても姿を見せていない。

気になって廊下の方をチラッと見た。

まことくんが学校来ないなんて珍しいな、
もしかしたら何かあったのかも、!

そう思い、スマホをこっそりと出しメールを開いた。
が彼と連絡を繋げてないことに気づきガクりと肩を落とした。

私はまことくんとそこまでの関係を築き上げれていないことに心の距離を感じてしまった。

結局その日、まことくんは来なかったんだ。


スポーツ大会が近づいてきて練習が本格的に始まった。

「よぉーし!いくぞぉー!!」

「先生うるさい!」

とクラスメイトのワチャワチャした声が聞こえた。

「りろんちゃんって体動かすの得意?」

あいちゃんが髪を結びながら聞いてきた。

「もちろん!」

アイドルだから体力には自信ありです!

なんて手を胸におき、「えへん!」とでも言うように顔を上げた。

そうすると後ろから笑い声が聞こえた。
この声は、

「巳灰くん!なんで笑ってるの?!」

「ごめんごめん!そんなことする人なかなかいないから」

なんてからかってくるから巳灰くんは少し警戒してる。
いつバレるか分からないからね、。

でも、巳灰くんは他の人とも交友関係が良いし仲良くしてて損は無い。むしろ得になる可能性が高い。

あれ、まことくんは、?

利益、不利益を考えるのならまことくんはなに?

まことくんは言ったら悪いけど巳灰くんしか居ない。
周りから少し距離を置かれている存在だ。

また、彼のことが好きな子は沢山いるから下手したら私が変な目にあうかもしれない。いじめとか.....。

じゃあどうして?彼は他の人と違う?私にとって彼は何?

「......どうした?難しい顔して」

「わぁっ!!まっまことくん?!」

「なんだよ、うるさいな」

でたっ!悩みの元凶!君の事なんですけど??

軽く睨むと少し驚いた顔をして

「わり、なんかダメだったか?」

なんて私の気も知らないで聞いてくるから

「なにもない!早く行こ!」

って話を逸らしちゃった。

まことくんはまだ納得してい無さそうだったけど、