塾の授業が始まっても、あの子が気になってしまう。
この塾の中3生は僕の学校の人たちしかいないから、あの子も不安だろうな。
なんで、そんなこと考えてるんだよ。女子が苦手なのに――。
でも、つい横目で見てしまう。
こんなモデル体型で美人な子が隣に座ってると、そりゃ気になるじゃないか。字もきれいだし。
授業が終わると、あの子はまだ一生懸命テキストに向かっていた。
仲が良い祐樹と帰ろうと塾を出ると――
「なあ、今日、初めて来た子、めっちゃ美人だったな」
「まあ」
「安心しろ。俺は今、恋とかどうでもいいから」
「別にそういうわけじゃねーし」
「ふーん、名前すら知らないのに」
「そりゃ、どうやって知るか今、考えてるんだよ」
「まあ、頑張れ」
「おう」
次の日の塾にもあの子はいた。
話しかけられなくて辛かったけど、なんとか話せたらな……。
土曜日、女子が苦手な僕のインスタに一通のDMが入った。
誰かと思えば、楓華さんだった。
正直、この人は何考えてるかわからなくて、ちょっと怖い印象しかない。女子が苦手な僕からすれば最悪だ。
『千春ちゃんのこと知ってる?』
『誰?』
『同じ塾だよ』
『ああ』『最近入った美人な子か』
『そういう印象なんだ……美人ね〜』
『絶対言うな』
『言わないよ〜』
『てか、なんで聞こうと思ったの?』
『昨日、千春ちゃんと習い事で会って、その時に塾に通い始めたこと知って、海也が通ってる塾ってことを知ったの。それで男子2人と話したって聞いたら、話してないって言われて、どんな感じか気になっちゃって』
『あーそう』
『インスタ、交換しなくていいの?』
『したいけど、聞けないよ』
『まあ、私も交換してないから』
『交換したら、アカウント教えて』
『考えとく』
『お願い』
『りょ』
まさか、名前がわかるなんて思ってもいなかった。
千春か……。可愛らしいけど、どこか上品な印象もあるな。
しかも、今日塾があるから、話してみたいな……。
この塾の中3生は僕の学校の人たちしかいないから、あの子も不安だろうな。
なんで、そんなこと考えてるんだよ。女子が苦手なのに――。
でも、つい横目で見てしまう。
こんなモデル体型で美人な子が隣に座ってると、そりゃ気になるじゃないか。字もきれいだし。
授業が終わると、あの子はまだ一生懸命テキストに向かっていた。
仲が良い祐樹と帰ろうと塾を出ると――
「なあ、今日、初めて来た子、めっちゃ美人だったな」
「まあ」
「安心しろ。俺は今、恋とかどうでもいいから」
「別にそういうわけじゃねーし」
「ふーん、名前すら知らないのに」
「そりゃ、どうやって知るか今、考えてるんだよ」
「まあ、頑張れ」
「おう」
次の日の塾にもあの子はいた。
話しかけられなくて辛かったけど、なんとか話せたらな……。
土曜日、女子が苦手な僕のインスタに一通のDMが入った。
誰かと思えば、楓華さんだった。
正直、この人は何考えてるかわからなくて、ちょっと怖い印象しかない。女子が苦手な僕からすれば最悪だ。
『千春ちゃんのこと知ってる?』
『誰?』
『同じ塾だよ』
『ああ』『最近入った美人な子か』
『そういう印象なんだ……美人ね〜』
『絶対言うな』
『言わないよ〜』
『てか、なんで聞こうと思ったの?』
『昨日、千春ちゃんと習い事で会って、その時に塾に通い始めたこと知って、海也が通ってる塾ってことを知ったの。それで男子2人と話したって聞いたら、話してないって言われて、どんな感じか気になっちゃって』
『あーそう』
『インスタ、交換しなくていいの?』
『したいけど、聞けないよ』
『まあ、私も交換してないから』
『交換したら、アカウント教えて』
『考えとく』
『お願い』
『りょ』
まさか、名前がわかるなんて思ってもいなかった。
千春か……。可愛らしいけど、どこか上品な印象もあるな。
しかも、今日塾があるから、話してみたいな……。
