まほうのゆびわと、ルミのねがいごと

心やさしい女の子のルミがすんでいるアルト町には、1つふしぎなウワサがあります。

それは、この町のどこかに"まほうのほうせきやさん"がある、というものです。

そのおみせで売っているほうせきは、まほうの力がこめられていて その中にねがいごとを1つだけかなえてくれるゆびわがあるんだそうです。

だけど、ウワサがふしぎなのはそのあと。

実は、だれにきいてもそのおみせのばしょをしらないし、見たこともないと言うのです。
どこからそんなウワサがながれはじめたのかも、だれもしりません。ね?ふしぎでしょう?

だから、アルト町にすむほとんどの人は、ただのおとぎばなしだと思っています。

でも、ルミだけはそのウワサをしんじていました。
どうしてかって?

それは、ルミのおばあちゃんが「みんなにはナイショだよ」って言って、おしえてくれたから。

実は、おばあちゃんはこどものころにまほうのほうせきやさんにいったことがあるんだって。

だから、ぜったいぜったい、まほうのほうせきやさんはあるはずなの!

ルミは、きょうもお店をさがしに、おでかけします。