寝巻きのスエットに着替えて、洗濯機回して、保湿をして髪の毛を拭きながらリビングに行く


「あっ、先輩ドライヤー使わせていただきました」

白河くんの雫が滴っていた髪の毛はサラサラに乾いていた

『濡れたまま寝て風邪を引かれても困るからね』

私も髪乾かそうかな


ドライヤーを手に取って乾かそうとすると

「先輩!.......僕が乾かします」

突然そう言われて少し動揺してしまい、素っ頓狂な声が出てしまった

『へっ?・・・・・・どうしたの、急に』


「ご飯の準備とか、スエットの用意とか色々してもらったので」

『? でも白河くんも、食器洗ってくれたでしょ』

「・・・・・」

『わかったじゃあ、今洗濯機回してるから乾燥まで終わったらシャツにアイロンしてくれる?』


「分かりました」



とりあえず髪の毛乾かそう

うん、そうしよう

・・・・びっくりしたー ほんとマジで

動揺して素っ頓狂な声出たし

急に何言い出すかと思ったわ



さて勉強するか

今日出された現代文の課題は来週までだし時間あるから今終わらせて、数学の復習と明日の英語の単語テストの勉強しようかな 


そんなことを考えながらスクールバックを漁る

「先輩、いつもこの時間に勉強するんですか?」

『ん? そーだねー洗濯機が止まるまで時間があるからだいたいいつもこの時間かな」



「僕も勉強していいですか?」

何でそんなこと聞くんだろう勉強くらい普通にすればいいのに


『うん、いいけど別に勉強くらい好きにすればいいのに』

「それもそうですね」
    ボソッ「いつもの癖は中々抜けないよね」

また何かボソッって言った


まぁいいか

それより早く現代文の課題終わらせないと




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