銀丈くんのいない3度目の春が来た。
相変わらず
銀丈くんと過ごした日々を思い出すと
胸が苦しくなったし
銀丈くんの夢を見て目を覚ます日もある。
全然忘れられなくて
前に進めてない気がする。
こんなに私って女々しいのかって
情けなくなることもあるけど
時間だけは過ぎていった。
実習に来ている総合病院では
忙しい日々が私の手足を動かしていた。
実習日誌を提出しようと
受付に寄ったとき
見た顔にドキリとした。
銀丈くんによく似た長身の男の人。
目が合って
互いに動きが止まった。
「お義兄さん⋯」
相変わらず
銀丈くんと過ごした日々を思い出すと
胸が苦しくなったし
銀丈くんの夢を見て目を覚ます日もある。
全然忘れられなくて
前に進めてない気がする。
こんなに私って女々しいのかって
情けなくなることもあるけど
時間だけは過ぎていった。
実習に来ている総合病院では
忙しい日々が私の手足を動かしていた。
実習日誌を提出しようと
受付に寄ったとき
見た顔にドキリとした。
銀丈くんによく似た長身の男の人。
目が合って
互いに動きが止まった。
「お義兄さん⋯」
