リビングにいた3人と玄関の1人は
銀丈くんの警護だと教えてくれた。
警護、と聞いて
私の顔は強張ったのかも。
すぐに、銀丈くんが
「大丈夫だよ。動けねぇ俺の
手足みたいなもんだから」
と、笑って頭を撫でた。
二人一組で24時間体制って
厳重過ぎない?
厳戒態勢になるほどの事態がまだあるの?
不安はキリがない…。
でも
「これが、せり。」
淡白すぎる紹介のされ方しつつも
終始、肩や髪や首筋や腿に触れるから
不安がぼんやりしてく気がした。
ここまで送ってきた2人と
交代するための2人が集合して
快気祝いをしてるって言うけど
どう見ても
もてなしてるのは銀丈くんの方。
でも、口うるさく焼肉奉行してる銀丈くんは
とても上機嫌だった。
ガラは悪そうだけど
人のいい4人で
楽しい時間はあっという間に過ぎていき
お腹がいっぱいになると
いい大人達が本気でマリカをやり始め
盛り上がっていた。
私は、食後のコーヒーを淹れがてら
交代要員が洗った皿を片付ける。
「え?タメなの?」
交代要員の皿洗いが言った。
たわいもない話から同じ年と分かり
急に親近感が沸く。
さっき玄関で誤爆ハグしちゃった人(春樹)。
4人の中でも一番若そうと思ってたけど
同じ年だったとは。
「俺はガッコすぐ辞めたけど、
せりちゃん何高?」
なんと
隣のクラスに共通の知り合いがいることまで分かり
もはや、友達感覚。
マリカ大会の悪乗りの陰で
キッチンもプチ盛り上がりしていた。
「せり~。包帯ずれた。変えて。」
銀丈くんは、コントローラーをポイ捨てして
ソファから立ち上がると
バスルームへ向かった。
慌てて後を追う。
洗面台の前に立つ銀丈くんの前に回り
包帯を確認する。
「あれ?大丈夫そうだよ。どっか違和感?」
もしかして痛い?!
傷が開いた?
小さな異常も見逃さないよう
注意深く包帯を再びじ~っと見ていると
洗面台に両手をついて私を囲み
「春樹と何してんの?」
と、顔を近づけてきた。
「え?何が?…ってか包帯は?」
なになになになになに…?!
え?なんなん?
「お前むかつく」
眉間に皺を寄せると
口を開け粒のそろった歯で
私の首筋を
噛んだ。
銀丈くんの警護だと教えてくれた。
警護、と聞いて
私の顔は強張ったのかも。
すぐに、銀丈くんが
「大丈夫だよ。動けねぇ俺の
手足みたいなもんだから」
と、笑って頭を撫でた。
二人一組で24時間体制って
厳重過ぎない?
厳戒態勢になるほどの事態がまだあるの?
不安はキリがない…。
でも
「これが、せり。」
淡白すぎる紹介のされ方しつつも
終始、肩や髪や首筋や腿に触れるから
不安がぼんやりしてく気がした。
ここまで送ってきた2人と
交代するための2人が集合して
快気祝いをしてるって言うけど
どう見ても
もてなしてるのは銀丈くんの方。
でも、口うるさく焼肉奉行してる銀丈くんは
とても上機嫌だった。
ガラは悪そうだけど
人のいい4人で
楽しい時間はあっという間に過ぎていき
お腹がいっぱいになると
いい大人達が本気でマリカをやり始め
盛り上がっていた。
私は、食後のコーヒーを淹れがてら
交代要員が洗った皿を片付ける。
「え?タメなの?」
交代要員の皿洗いが言った。
たわいもない話から同じ年と分かり
急に親近感が沸く。
さっき玄関で誤爆ハグしちゃった人(春樹)。
4人の中でも一番若そうと思ってたけど
同じ年だったとは。
「俺はガッコすぐ辞めたけど、
せりちゃん何高?」
なんと
隣のクラスに共通の知り合いがいることまで分かり
もはや、友達感覚。
マリカ大会の悪乗りの陰で
キッチンもプチ盛り上がりしていた。
「せり~。包帯ずれた。変えて。」
銀丈くんは、コントローラーをポイ捨てして
ソファから立ち上がると
バスルームへ向かった。
慌てて後を追う。
洗面台の前に立つ銀丈くんの前に回り
包帯を確認する。
「あれ?大丈夫そうだよ。どっか違和感?」
もしかして痛い?!
傷が開いた?
小さな異常も見逃さないよう
注意深く包帯を再びじ~っと見ていると
洗面台に両手をついて私を囲み
「春樹と何してんの?」
と、顔を近づけてきた。
「え?何が?…ってか包帯は?」
なになになになになに…?!
え?なんなん?
「お前むかつく」
眉間に皺を寄せると
口を開け粒のそろった歯で
私の首筋を
噛んだ。
