私の血液が適合するとわかり
直ぐに採取した。
「いっぱい取ってください」
腕にバンドをまく看護師さんに頼んだら
何も言わずおじいちゃんを見て困り果てていた。
いーからっ
早くして
急いで
もっと
注射は嫌い。
インフルエンザぐらいしかやったことない。
でも、いいの。
針の怖さも痛さも
銀丈くんがいなくなってしまうことに比べたら
なんでもない。
初めていっぱい血を抜いたら
少し眩暈がした。
休むよう言われたけど
そんなん聞けるわけない。
注射後に貼るインジェクションパッドも拒否して
急いで自動ドアの前に戻った。
椿さんが目に涙をためて駆け寄ってきて
「大丈夫だよ」
と何度も言った。
きっと椿さんは自分自身にも言っている。
私たちは、何度も
「大丈夫」と唱えた。
看護師さんが、銀丈くんのもとへ行こうと
自動ドアを開けたとき
ほんの一瞬
口からホースのようなものをつけた
銀丈くんの横たわる顔が
見えた。
気のせいだよね?
部屋の明かりのせいだよって、誰か言って!!!
一瞬見えた銀丈くんの顔は
真っ白だった。
うちらが目指す透明感のある美白とか、そんな次元じゃない。
青と薄紫が混ざった白…。
あれは、死神の色。
何度も見た寝顔とは全く違う銀丈くんを見て
私は、そのまま崩れ落ちるように
遠のく意識の中で
椿さんにぶつかって倒れてしまった。
直ぐに採取した。
「いっぱい取ってください」
腕にバンドをまく看護師さんに頼んだら
何も言わずおじいちゃんを見て困り果てていた。
いーからっ
早くして
急いで
もっと
注射は嫌い。
インフルエンザぐらいしかやったことない。
でも、いいの。
針の怖さも痛さも
銀丈くんがいなくなってしまうことに比べたら
なんでもない。
初めていっぱい血を抜いたら
少し眩暈がした。
休むよう言われたけど
そんなん聞けるわけない。
注射後に貼るインジェクションパッドも拒否して
急いで自動ドアの前に戻った。
椿さんが目に涙をためて駆け寄ってきて
「大丈夫だよ」
と何度も言った。
きっと椿さんは自分自身にも言っている。
私たちは、何度も
「大丈夫」と唱えた。
看護師さんが、銀丈くんのもとへ行こうと
自動ドアを開けたとき
ほんの一瞬
口からホースのようなものをつけた
銀丈くんの横たわる顔が
見えた。
気のせいだよね?
部屋の明かりのせいだよって、誰か言って!!!
一瞬見えた銀丈くんの顔は
真っ白だった。
うちらが目指す透明感のある美白とか、そんな次元じゃない。
青と薄紫が混ざった白…。
あれは、死神の色。
何度も見た寝顔とは全く違う銀丈くんを見て
私は、そのまま崩れ落ちるように
遠のく意識の中で
椿さんにぶつかって倒れてしまった。
