恋の囚人番号251107都合いい女

ヒャァァァァァァ!!!!


めちゃくちゃ激しい夜に溺れたあとは
シーツにくるまり
ビターなケーキとシャンパン。

それからまた抱き合って
何回も何回もイキ狂って
明け方ようやく眠りについた。

銀丈くんの腕の中で眠る幸せが
極上の夢そのものだった。

夢とも現実ともつかない
ふわふわした気持ちで
目が覚めて
隣に眠る銀丈くんの頬に触れて⋯

ふと

ガン見。


そして



ヒャァァァァァァ!!!!


「うっせ…。」
至近距離で叫ぶ私に
当たり前だけど
思いっきり不機嫌な声。

寝癖で上がった前髪から
ちょこっと見えるおでこは
不機嫌で眉間のシワが寄ってる。

「サ⋯」
声が裏返って
思わず両手で口を覆う。

「さ?」
銀丈くんが瞬きをして
ボーッとしてる。

「サンタさんが⋯来たぁ!!」

腕枕をされたまま
左手を宙に掲げた。

朝日が昇ってもなお薄暗い部屋で
私の左手
薬指がキラキラ光ってる!

ピッカピカのゴールドに
キラキラのダイヤがぐるっと並んでる。


「サンタじゃなくて、俺な」
子どもみたいにはしゃぐ私を見て笑うと
優しく頭を撫でで引き寄せた。

「人生で1番嬉しいクリスマス
ありがとう〜大好きっ」
渾身の力を込めて抱きついた。


「本番は店で一番でかいダイヤやるよ」
「本番?」

「来んだろ?⋯嫁に。」
「これは?」
「俺のって印」

「銀丈くーん。」
もうダメ。
嬉し過ぎて
涙出る。

「なんだよ」
「私、幸せ過ぎて
もぉ息ができない」

銀丈くんは
溢れる涙を
そっと吸い取ると

「可愛い」

甘い声を耳元で囁いて
私を溶かしていった。



「ぁ⋯ん。また…するの?⋯んっ。」

夜触れられたところが
また熱をぶり返す。

「俺のに何しようといいだろ⋯ヤなの?」

ピタッとキスを止め

指だけが泉で水遊びを続け
わざと
チュクチュクと音を立てて聞かせる。

「ぃやぁ⋯んっ⋯」
「嫌?」

欲情している銀丈くんの目が
私を弄ぶように見ている。

「ヤじゃない⋯。シてほし⋯もっと。」

銀丈くんは身体を起こし
私の両腿を腕にかけ、持ち上げると
一気に奥まで貫いた。

「んぁああっ⋯はっ…あぁ」
「たまんねぇな。お前」

私の腰を掴み抜き差ししながら
段々息が荒くなる。

「銀丈⋯くん⋯私⋯もぉ⋯あっ⋯壊れ⋯る」
「俺もぶっ壊れそ。」


大きな鳴き声を上げて
身体をよじりシーツを必死に掴んで
一緒にイッた。