「私は高身長ってことで喜んだり悲しんだりしたこと
は無いよ。高身長がいいとか悪いとか、そういう決ま
りはないからね。」
そっか。ないんだ。まあそうだよね。なにかに悩んで
いるようには全く見えないから。
「そっかー。さすが美少女だね」
やっぱりこの子とは根本からもう違うんだ。考え方も
捉え方も、まず生き方が真反対だよ。
この人みたいに堂々と生きることが出来たらいいの
にな。
「しずくちゃんは、もしかして高身長が嫌なの?」
「、、うん。そうだよ。だって可愛くないじゃん。
女子なのに背高いとかさ。」
「そうなんだ。」
ついついネガティブなことを言ってしまった。しかも
美羽ちゃんだって私と同じぐらい背高いのに。
「ご、ごめん。無神経だった。別に美羽ちゃんは全
然可愛くて。でも私は自分が好きになれなくて。」
また自己肯定感低そうなことを言ってしまった。
1人反省していると、美羽ちゃんは私の方に顔だけ向
けて、私の話の続きを待ってくれていた。
「なんかさ、背高くてかっこいいーとか、ガタイ良く
て強そうーとかよく言われるんだよね。でもそれがど
うしても褒め言葉には聞こえなくて。背が小さくて華
奢な私の方が可愛いって皮肉言われてるみたいな気が
してさ。」
チラッとみうちゃんを見たら、私の方を真剣な顔で見
つめていた。その顔を見たら、言いたかったことがど
んどんあふれでてきてしまう。
「ほんとはね、分かってるんだよ。こんなん私の嫉妬
だって。でもどうしても自分を認めてあげられないの。
好きになれないの。周りを勝手に責めちゃうんだよ。
こんな人背が高くなくたって誰もすきにはならない
よね。」
「それでいいんじゃない?我慢していい子になれとか、
無理に本音を隠せとか誰も言わないよ。」
「でも」
「醜い自分を許せないのは、しずくちゃんの心が綺麗
だからだよ。大丈夫。」
美羽ちゃんはすごく私を尊重してくれている。私を否
定しない。でも、やっぱりなんかモヤモヤが取れな
いな。もう一生取れないのかな。
は無いよ。高身長がいいとか悪いとか、そういう決ま
りはないからね。」
そっか。ないんだ。まあそうだよね。なにかに悩んで
いるようには全く見えないから。
「そっかー。さすが美少女だね」
やっぱりこの子とは根本からもう違うんだ。考え方も
捉え方も、まず生き方が真反対だよ。
この人みたいに堂々と生きることが出来たらいいの
にな。
「しずくちゃんは、もしかして高身長が嫌なの?」
「、、うん。そうだよ。だって可愛くないじゃん。
女子なのに背高いとかさ。」
「そうなんだ。」
ついついネガティブなことを言ってしまった。しかも
美羽ちゃんだって私と同じぐらい背高いのに。
「ご、ごめん。無神経だった。別に美羽ちゃんは全
然可愛くて。でも私は自分が好きになれなくて。」
また自己肯定感低そうなことを言ってしまった。
1人反省していると、美羽ちゃんは私の方に顔だけ向
けて、私の話の続きを待ってくれていた。
「なんかさ、背高くてかっこいいーとか、ガタイ良く
て強そうーとかよく言われるんだよね。でもそれがど
うしても褒め言葉には聞こえなくて。背が小さくて華
奢な私の方が可愛いって皮肉言われてるみたいな気が
してさ。」
チラッとみうちゃんを見たら、私の方を真剣な顔で見
つめていた。その顔を見たら、言いたかったことがど
んどんあふれでてきてしまう。
「ほんとはね、分かってるんだよ。こんなん私の嫉妬
だって。でもどうしても自分を認めてあげられないの。
好きになれないの。周りを勝手に責めちゃうんだよ。
こんな人背が高くなくたって誰もすきにはならない
よね。」
「それでいいんじゃない?我慢していい子になれとか、
無理に本音を隠せとか誰も言わないよ。」
「でも」
「醜い自分を許せないのは、しずくちゃんの心が綺麗
だからだよ。大丈夫。」
美羽ちゃんはすごく私を尊重してくれている。私を否
定しない。でも、やっぱりなんかモヤモヤが取れな
いな。もう一生取れないのかな。
