魔法の初恋レストラン

graciasの店内は薄暗く、いつも居るはずのお客さんも居なかった。

カチャカチャと食器を片付ける音だけが聞こえる。

「京さん!」

「このめ?どうしてここに…」

「脱獄しました!それで、麗乃さんに私も京さんも自由になる方法教えてもらいました!」

私は今までの経緯を説明した。

そして、半ば強引にあの魔法を実行した。

「信じられない…こんな魔法があったなんて」

「麗乃さん曰く、門外不出の魔法なのだそうです。ほら、早く魔法陣に乗りましょう」