魔法の初恋レストラン

「どうやって異世界に行くんですか?」

「まずは、『基本の魔法陣』を書く。
その周りに条件を書くの。
条件ってのは、他の次元に行った時、何歳だとか、どういう仕事をしているのかとか、戸籍の設定とかね。
それで、魔法陣に乗れば魔法は成立するはずよ」

基本の魔法陣というのは、数多くある魔法陣の基になる形の魔法陣だ。

「京はgraciasの閉店の片付けをしてるはず。
行ってあげたら?私にできるのはここまでだから」

「麗乃さん…ありがとうございます!」

私はgraciasに向かって駆け出した。