魔法の初恋レストラン

京さんは俯いた。

「優遇を受けられるっていうのは建前で、本当は違うんだよ」

「…え?」

「魔法協会ってのはね、魔法使いを生物兵器として戦場に次々と送り出す協会なんだ。
命をかけて戦って、得られるのは少しの給料のみ…」

「そんな…」

「それだけならまだマシだ。
1番俺が許せないのは、『絶対服従』の掟があること。
命令とあらば、例え自分の家族や友人でも手にかけなくてはいけないんだよ」

「…っ!!」

私は息を飲んだ。

まさか、魔法協会がそんな協会だったなんて。