魔法の初恋レストラン

「清子さんとご主人、すごくラブラブでしたね」

「亡くなってもなお惚れ直させるなんて、なかなかすごいことだよね」

いつもの掃除の時間。

私と京さんは清子さん達夫妻について話していた。

「それにしても、よくご主人のビーフシチューが清子さんのビーフシチューだなんて分かったね?」

「えへへ…実は、見えちゃったんです」

「見えた?何が?」

「日記の端っこに、小さな字で。
『やっぱり僕の妻の作るビーフシチューは最高だ』って」

「このめはすごいなぁ」