魔法の初恋レストラン

清子さんはハッとして、

「うちではそうしていたんですけど、主人のビーフシチューは分かりません」

と付け加えた。

「さっきのヒントも、うちではそうしていただけですし…残る主人のビーフシチューに繋がるヒントはこの日記くらいですかね…」

清子さんは日記を取り出した。

『口に入れた瞬間、トロリととろけるような温かい口当たりのビーフシチュー。
赤ワインでコトコト煮込んであり、パンにつけてもそのままでも絶品だ。
ここまで手間暇かけた品は初めてだ。
これは最高のビーフシチューだ』

日記にはそう書いてあった。