魔法の初恋レストラン

毎回注文するのはシチューの類。

ビーフシチューからクリームシチューまで、色んなシチューを注文する。

だけど、その度に、マダムは隠れて小さくため息を吐いている。

心なしかどんどんやつれていっているように見えるし、なんだか心配だ。

今日もマダムはクリームシチューを前にため息を吐いていた。

だから、私は思い切って聞いてみることにした。

「あの…何か、シチューに不備がございましたか?」

「あら、何にもないわよ。ごめんなさいね、ため息吐いちゃって」