魔法の初恋レストラン

そんなある日のこと。

この日は朝から雨で、お客さんの出入りも少なかった。

お昼頃、1人のおばあちゃんがやって来た。

紺色のワンピースに、白いカーディガンを羽織った上品なマダムだ。

「ご注文お伺いします」

「あの…メニューにないものなのだけれど、大丈夫かしら?」

「可能であればお持ちいたします!」

「そう?じゃあ…ビーフシチューってお願いできるかしら?」

「では、ご用意できるか確認して参りますので、少々お待ちください」