「いいじゃん、私がOKしてるんだから、合意でしょ。」

軽く笑いながらも、神奈の声はどこか熱を帯びていた。

その一言が、胸の奥で何かを外す。

理性のロックが外れ、心臓の鼓動が一気に早まる。

シャツの裾を掴む神奈の指先は小さくても、引き寄せられる力は強かった。

肩越しに見上げる瞳に吸い寄せられ、唇が近づく。

「いいじゃん、私がOKしてるんだから、合意でしょ。」

その言葉が胸に残ったまま、俺は神奈を抱き寄せた。

細い肩を腕に収めると、柔らかな体温が胸に広がり、互いの息が触れ合う距離になる。

唇を重ね、背中に回された腕の力が強くなるのを感じた。

「……入れるよ。」

低く告げると、神奈はわずかに瞳を見開き、そして小さく頷いた。

その瞬間、彼女の指先が俺の背中に食い込み、吐息が震える。