幼なじみのユウくんは、私を抱かない。

「ま、好きなら言えばいいんじゃない?夜に行くのはやめた方がいいと思うけど。」
「そうだね。でももう来てるから言うね。」

私は息を吸って吐き出した。

「ユウくん。私さ……ユウくんのことが好きだと思う。」
「え?何、急に。練習?」

「ううん。本気だよ。今世紀最大の相談はそれ。」
「……」

「あの後さ、私ユウくんのことずっと考えてた。連絡来ないから、女の人呼んでるんだろうなって思ったら、すごく悲しくなった。なんで私じゃないんだろうって思ったの。友達ならそんなこと気にならないよね。」

私はもう一度、息を吐き出した。

「ユウくんが私を好きにならないことは知ってる。好きっていう感情がわからないことも、今聞いた。だから、付き合いたいとか、好きになって欲しいとは言わない。だけど、好きだって気持ちを隠したままは苦しいなって思って……」

静寂が息苦しい。

「あー、ごめん。やっぱり気まずくなっちゃうよね。それ、わかってたんだけどさー……なんか毎日ユウくんのことばっか考えてて、連絡来ないかなーって思うの辛くて……たまには呼んでよね、私も。」

空気を変えたくて立ち上がった。告白したことは後悔していない。でもなんとなく、ユウくんとは友達でいられなくなる気がした。