神託は、真実の名を告げる

恋愛(ピュア)

haruno/著
神託は、真実の名を告げる
作品番号
1758543
最終更新
2025/08/14
総文字数
0
ページ数
0ページ
ステータス
未完結
PV数
0
いいね数
0
─シリーズ2作目─

夏の王国エスタリオの第1王女アンジェリカは
突然の知らせに足元が崩れ落ちるような
激しいショックを受けた。

なぜ、私が選ばれるの?
私は、一体何者なの?

ただ一つ分かることは、
私は王の娘ではない
という事実だった。


アルセディア帝国の皇太子レオニスは
20歳の誕生日に神託を受けた。

それはこの大陸の皇族と王族が
神話の時代に結んだ神との盟約により、
花嫁の名前を授かる神託だった。

レオニスの花嫁として選ばれたのは
夏の王国エスタリオの第一王女アンジェリカ


──おっと、これは一体

レオニスはあり得ない神託を目にして
ニヤリとした。

神に嫌われるようなことをした覚えはない。
しかし先の神託(※前作参照)といい、
神は俺をどこまで試そうというのか。

帝国の皇族は女神を祖にもち、
季節の名を冠した四つの王国の王族は
神獣を祖にする。
それらは全て神の血脈であり、
神託では同じ血が混らぬように
神の血脈に連なる者が花嫁に選ばれることは
決してない。

アンジェリカが神託で選ばれた、
ということは、
アンジェリカは王族ではないということが
世界に明かされたも同然だった。
 

神託に揺れる夏の王国エスタリオ

真相をさぐる帝国皇室


「アンジェリカ、
貴女の一族の運命が貴女にかかっている。
だから俺と契るかどうか貴女が決めてほしい」


貴女が望むなら俺は貴女を自由にしよう


歴史の波に消えた一族が
世界に罪を問うように姿を現した時、
神によって結ばれた二人の運命も
変えようとしていた。


※表紙絵は生成AIによる








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