銃殺刑を待ちながら、思い浮かんだのは、検閲監視員同士での満ち足りた日常と恋とセックス。二又どころか三股したり、月や週ごとに相手を変えたり、乱交は楽しかったし、お薬も良かった。
「よし、壁際に並べ」
冷酷な自衛隊が言う。
無視してブツブツ言う。
「あ、あいしてたわ」
「並べ」
「わ、わたしは」
顔面を殴り飛ばされる。
それは人間の女性を見る目ではなく、最低の犯罪者でも見るような目。たぶん同じ人間だと思われていない。
「うわあああっ」
半狂乱で逃げようとしたら、後ろから撃たれた。
お腹と胸が痛い。コポコポ口から血が。
「片づけろ」
まだ生きているのを引きずって、処刑された死体を満載したコンテナに投げ込まれる。
いやいやいや!
まだ生きているの!
叫ぼうとして声も出ず。上から死体が落ちてきて埋められてしまう。
目の前の冷たい顔は「彼等」だった。砕けた頭から血と脳ミソはみ出していたんだ。
涙、出た。
そうして全員、自業自得で死んだ。
「よし、壁際に並べ」
冷酷な自衛隊が言う。
無視してブツブツ言う。
「あ、あいしてたわ」
「並べ」
「わ、わたしは」
顔面を殴り飛ばされる。
それは人間の女性を見る目ではなく、最低の犯罪者でも見るような目。たぶん同じ人間だと思われていない。
「うわあああっ」
半狂乱で逃げようとしたら、後ろから撃たれた。
お腹と胸が痛い。コポコポ口から血が。
「片づけろ」
まだ生きているのを引きずって、処刑された死体を満載したコンテナに投げ込まれる。
いやいやいや!
まだ生きているの!
叫ぼうとして声も出ず。上から死体が落ちてきて埋められてしまう。
目の前の冷たい顔は「彼等」だった。砕けた頭から血と脳ミソはみ出していたんだ。
涙、出た。
そうして全員、自業自得で死んだ。



