お兄ちゃん、すきだよ。




「だ、だめぇぇぇ!!!」






ドンッ!



背中に鈍い痛みが走った。




目をあけると、天井。



カーテンからもれる、明るい日差しがとてもまぶしい。





あ、れ…?


もしかして…?






周りをキョロキョロと見渡すと、そこに怜くんの姿はなかった。


もうすっかり夜は明けていて、怜くんがいた気配すらない。


いるのは、ベッドから落ちた間抜けな自分だけ。





夢だ。


あの信じられない出来事は、全て私の頭が作り出した夢。





「や、やだ。なんで私あんな夢なんか…。」





ひとりで照れながら枕元の時計を見る。




AM 7:59





「あぁーー!!」




おかしな夢のせいで、文化祭2日目は、見事に遅刻が決定してしまった。