「罰としてお前ら3人、クラスの出し物の責任者やれよ!」 そう言って先生はにっこりと笑い、HRを続けた。 優と颯太はぶすっとしながらにらみ合っている。 巻き込まれた私のほうがむくれたい気分なのに…。 「なぁ春乃…!本当はどうなんだよ!」 怒られたばかりなのに懲りていない颯太が小さい声で話しかけてくる。 「お前もあいつのこと好きなのかよ…!」 「えー?別に先生嫌いではないし…普通に好きだよ。」 「…俺よりもか?」 颯太の顔が、急に真剣になった。