お兄ちゃん、すきだよ。



レジで会計を済ませ、プレゼント用の包装をしてもらう。



店員さんがキーケースをしまう時、鍵のモチーフがちらりと見えた。




あの鍵は、怜くんの心の鍵。


いつかあの鍵で、怜くんの心を開きたい。


そして私の心も開いてほしいよ。


…なんてね。




小さな妄想をしている間に、ラッピングは終わっていた。




「はい、お待たせいたしました。」



「あ、ありがとうございました!」



店員さんにお礼を言う。


すると店員さんも、私にこう言ってくれた。




「妹さんの純粋な気持ち、きっとお兄さんは喜んでくれるよ。良いクリスマスを。」



「はい…!」




きっと怜くんは喜んでくれる。



店員さんの言葉で、とても自信がついた。


いい買い物が出来た。

本当に良かった。




私は軽い足取りで、優を探しに向かった。