お兄ちゃん、すきだよ。



「うわぁ〜、やっぱり混んでるぅ。」



優が下唇を出し、いじけたように言う。



「仕方ないよぉ、このお店人気あるし。」




私たちが来たこのお店は人気のあるセレクトショップで、洋服はもちろん小物や雑貨も幅広く揃っている。



少々値段は張るが、クリスマスだし…ということで優と来る約束をしていた。



期待していた通り、たくさんのおしゃれな小物が目の前に並んでいる。




「春乃!私ちょっとメンズコーナーで財布見てくるね〜!」



「あ、うん…わかった!」




優は颯太に財布をプレゼントすると決めていた。


何も決めていない私は、ポツンとひとり、立ち尽くす。





怜くんのプレゼント。


マフラー…は確か持ってたし。

手袋…も持ってた。

洋服は選ぶの難しいし。

アクセサリーは好き嫌いがあるし。

カバンは…このまえ新しいの買ったって言ってたような。

靴はサイズがわからないし…。



ああ、もう!どうしよう!