「そっか…色々あったんだね、春乃。」
優が私のあたまを撫でる。
その手の優しさに、ちょっと感動した。
「うん、でも優に聞いてもらえてすっきりした!悩んでても解決する問題じゃないしね!」
「お!前向き!えらいえらい♪」
そうだ。
私がうじうじ悩んだところで状況が変わるわけじゃない。
せっかくのクリスマス。
怜くんと楽しく過ごしたい。
今は、この恋に向かって行動あるのみ!
すっかり気持ちが楽になった私は、優の手をとって小走りをした。
「わわ、春乃ってば〜、はしゃぎすぎ!」
「いーの!前向き前向き!」
優にそう微笑みかけ、目的のお店へと向かった。
駅から歩いて10分。
青い看板のそのお店は、クリスマスシーズンということもあり人がたくさんいた。

