お兄ちゃん、すきだよ。




そして私は再び家の中へ入り、下駄箱の上にその鍵を置いて、優との待ち合わせ場所へ急いだ。






優との待ち合わせ場所は、学校の近くにある駅。



家を出る際にバタバタしてしまったので、遅刻ぎりぎりの時間だ。




駅に向かって自転車を飛ばす。



頬にあたる風はひんやりと冷たくて、冬の気配を感じた。



私の吐く白い息を見ると、もうすぐクリスマスだという楽しみな気持ちが沸き上がってくる。



クリスマスかぁ。


好きな人と一緒に居られる、初めてのクリスマス。




今日は絶対にいいプレゼントを手に入れるぞ。



そして、怜くんにいっぱい喜んでもらおう。




そう意気込みながら自転車をこいでいたら、あっという間に待ち合わせ場所へ到着した。