お兄ちゃん、すきだよ。




グラスにささったストローをいじる小波さん。



そのストローをくるくると回しながら、ゆっくりと話を始めた。





「話っていうのは、怜のことなんだけどね。」




やっぱりなぁ。

私は心の中でつぶやく。




「妹ちゃんって、怜と仲良いの?」






その言葉に、私はドキッとした。


もしかして、小波さん。


私の気持ちに気付いてるの!?


だから私のこと呼び出して…。




「ごめん、変なこと聞いちゃった。そりゃ仲良いよね。兄妹だもんね。」





しゃべらない私を見兼ねてか、小波さんがまた話しだす。



良かった。


さっきの問いに、深い意味はなかったみたいだ。