お兄ちゃん、すきだよ。




「あっ、おばさんこんにちは!」



「春乃のお兄ちゃんもこんにちは!」




どこからともなく、颯太と優が現れた。




「あたしたちが受付変わるから、家族みんなで回ってきなよ!」




優のその言葉に甘えて、私は休憩に入ることにした。






家族で回るとは言っても、新婚ほやほやのお母さんとおじさんは明らかにふたりで回りたそうだ。




「いいよ、父さんたちふたりで回っておいでよ。」



「え?でも悪いなぁ。せっかく春乃ちゃんと会えたところなのに…。」



「おじさん気にしないで、私は怜くんと回るから!」




申し訳なさそうにしながらも、楽しそうに歩き出すお母さんたち。


私と怜くんは見つめ合い、やれやれと笑い合った。