お兄ちゃん、すきだよ。




午前中、私は受付を担当した。




一定の感覚を置き、お客さんを教室の中へと案内する。


その度に聞こえてくるお客さんの悲鳴に、私はついつい笑ってしまった。




出口から出てくる人たちは、青ざめていたり、叫び疲れていたりと様々だった。



しかしみんな口をそろえて「面白かったね」と言っているのを聞き、私はさらにやる気が上がっていった。





正午になり、受付の仕事がそろそろ終わる頃。




「春乃〜!来たわよ〜!」



聞き覚えのある声に頭を上げると、そこにはお母さんとおじさん、そして怜くんがいた。




「え…お母さんたち本当に来たの!?怜くんまで!?」