お兄ちゃん、すきだよ。




「春乃っ!おはよっ!」





優が無邪気に抱きついてきた。



良かった、もうすっかりいつも通りの優だ…。




「優おはよぉー。」



「あれ、春乃どうしたの?なんか難しい顔しちゃって。」




こんなにすぐ気が付くなんてさすが優…、いや、さすが顔に出やすい私。


ポーカーフェイスなんて言葉は、私には一生無縁なのだろう。



私は優を抱き返し、甘ったれた声ですがりついた。




「優〜!今日は朝からもう最悪でさぁ。超へんな夢見ちゃうし。」




あんな夢、なんで見ちゃったんだろう。


私、怜くんをそんな風に思ったことなんてないのに…。




「へへ〜春乃!夢ってのは自分の記憶と願望が作り出すんだぞ〜!」