お兄ちゃん、すきだよ。




パジャマを脱ぎ捨て、制服にそでを通しながらドタドタと階段を降りる。





お母さんたら、なんで起こしてくれないの!


心の中で文句を言いながら、居間の扉を開ける。






「春乃、おは…。」




扉のすぐ前には怜くんが座っていて、私を見るなり言葉を失い、食べていたパンを落とした。





「やだ春乃!なんて格好で降りてくるのよ!」





お母さんに言われて気付いた。


あまりにもあわてて降りてきたため、シャツのボタンをしめきれていなかった。




自分の体を見てみると、シャツの隙間から丸見えになっている下着。




「きゃぁ!」






学校があるから忘れていたけど、今日は日曜日。



怜くんが居間にいるのも当たり前だ。






この時ばかりは、子供っぽいイチゴ柄の下着をつけていることに後悔した。