そばにいるとか。

なんだか家に帰る気にはなれなくて、人気(ひとけ)が全くない旧校舎へと私の足は向く。





私、なぎくんのこと知ってるつもりだった。





そう。




知っている“つもり”だったんだ。






それが別れることになった理由じゃない?



なぎくんには“知ったつもり”っていうのが重かったんだよ。


ごめんなさい。





もう、さっき雑用終わらせて、桃音ちゃんもそらちゃんも帰って。






学校にいる生徒はきっと私くらい。